『Felo』:高機能AI検索。情報収集からマインドマップ、パワポ資料作成まで!無料でも使える!!

生成AIの世界は日進月歩。常にアップデートされていて、毎日が驚きの連続です。

AIツールも「やりたい作業」ごとに色々あって、Gensparkで情報収集して、MapifyとかClaudeでマインドマップを作って、マークダウン形式にして、Gammaとかイルシルでパワポ作って、Canvaで自分好みに修正して完成…。みたいな流れが、今のところの「AIの達人」みたいな印象です。
凄く便利で、大幅な時間短縮にはなるのですが、なかなか4つ、5つと複数のAIツールが登場するだけで初心者にはハードルが高くなると思います。

ChatGPTの使い方を覚えるだけでも大変なのに…。

覚えるツールは少ない方が嬉しいですよね!!

今回紹介する、「Felo」については、情報収集、マインドマップ、パワポ資料作成が1つのツールで完結、修正したい場合もパワポデータ(PPTファイル)としてダウンロード可能で、Canvaなどにも連携可能という便利なツールです。
しかも今ならマインドマップもパワポも無料で無制限で生成できます。(注:2024年10月現在)
Felo – 無料のAI検索エンジン

目次

Feloとは:国産の高機能AI検索

Feloは、東京都を拠点とするSparticle株式会社が開発した国産のAI検索エンジンです。2024年にリリースされ、わずか1ヶ月で15万人以上のユーザーを獲得するなど注目となってます。日本のAI技術の進歩を示す存在として、国内外から大きな期待が寄せられています。
参考:1カ月で15万人!話題のAI検索エンジン「Felo」の魅力とは? | Sparticle株式会社のプレスリリース (prtimes.jp)

Felo 公式サイトより(https://felo.ai/ja/search

Feloの特徴

Feloには、主に次のような特徴があります。

  1. 全ネットワーク検索:複数の検索プラットフォームから、単独の検索エンジンでは見つからない情報も発見。幅広い情報源からの情報収集。
  2. インテリジェントな要約機能:関連性の高い情報を効率的に集約し、ユーザーに提供。大幅な時間短縮が可能。
  3. フォーカス機能:「論文検索モード」など、ニーズに合わせて検索方法をカスタマイズ可能。
  4. トピックコレクション機能:リサーチ結果(検索結果)を保存しておいて、検索結果を元にした質問も可能。関連する過去の検索を統合して、より深い洞察を得ることができる。
  5. 自動翻訳(多言語対応):ユーザーの母国語での回答を提供し、言語の壁を取り除く。
  6. マインドマップ作成機能:検索より得られた情報をAIが整理し、ワンクリックで自動生成。
  7. プレゼン資料作成機能:検索より得られた情報をAIが整理し、パワポ形式のスライド資料を自動生成。

など、従来の検索エンジンと比較すると大幅に充実した機能が提供されていて、情報収集と整理を大幅に効率化することが可能です。
各機能については、今回の記事で順に説明してきますが、どの機能も難しい操作やプロンプト(指示文)は必要なく、ワンクリックかツークリックで完結するようなものばかりです。

直感的に操作できるのは嬉しいですね!

料金体系:無料プランと有料プランあり

Feloには無料で使えるスタンダードプランと、より高度な機能を利用できるプロフェッショナルプラン(2,099円/月)があります。無料版でもAI検索は無制限に利用可能で、さらにPro検索機能が1日5回まで使えます。
初心者からヘビーユーザーまで幅広いニーズに対応しているのは嬉しいですよね。

プロフェッショナルプランでは、「1日300回までのPro検索」などが利用可能です。

Feloの登場は、日本のAI業界の新しいスタンダードとなりそうです。
無料版でも高度な機能が利用できる点は、特にAI初心者や学生にも大きな魅力です。

2024年10月の時点では「無料プラン」でも「プレゼン資料生成」の機能が無制限で利用可能です。「期間限定無料」という表記がされているので、将来的には無料プランでは作成できないなど、利用制限がかかると思われます。今のうちに無料プランで使い勝手などを試してみて、必要に応じてプロフェッショナルプランに移行するのが良いのではと思います。

さらに、Felo Chatのような凄い機能もあり、無料プランでも「プロ検索は1日5回限定」の制限のなかで利用可能です。こちらは記事の後半で紹介します。

Felo料金プラン(2024年10月現在)
プレゼン資料生成は期間限定で無料!

Feloの開発背景

Feloの開発背景には、情報過多の時代における効率的な情報収集の必要性があります。従来の検索エンジンでは、適切な情報を収集するための質問設定が困難で、言語の障壁も課題となっていました。
Feloは、「情報過多」「多言語」といった問題を解決し、誰もが簡単に必要な情報にアクセスできる環境を提供することを目指しています。Feloの開発チームは、AI技術に精通した専門家で構成されており、特にGPT技術を活用した製品開発に力を入れています。ユーザーのフィードバックを重視し、継続的な改善を行うことで、より使いやすい検索ツールを目指しているとのことです。
国産のAIなので日本語での検索にも優れています。海外産のAIツールが多い現状を考えると、Feloは応援したくなりますよね。

Felo公式サイトより

FeloAIの利用方法

Feloはウェブ上で利用することができるので、登録すればすぐに使うことが可能です。
ウェブ検索、マインドマップ生成については未登録でも利用可能みたいですが、簡単に登録可能です。ログイン後はプレゼン資料も作成可能です。

最初にサイトの左下から、Googleアカウントまたはメールアドレスで新規登録が可能です。
また、スマホ利用の場合にはアプリ版もあります。アプリは、iOSとandroidの両方でリリースされています。
Felo 公式サイト(https://felo.ai/ja/search

左下から新規登録して利用開始
スマホアプリも用意されています

AI検索機能:検索ワードだけでAIが世界中から情報を収集して、要約まで!!

Feloの検索機能は、最新のAI技術を駆使して情報収集を効率化します。GPT-4をベースにした高度な言語理解能力によって、ユーザーの意図を推測し、最適な情報を提供することが可能となっています。

Felo検索画面

従来の検索エンジンとAI検索の違い

Googleなどの従来の検索エンジンでは、検索ワードに対して「知りたい情報が載っているサイト」を教えてくれるというのがメインでした。これに対して、AI検索では検索ワードに対する「知りたい情報」そのものをAIが情報収集し、整理をして回答してくれます。

Feloの検索機能の特徴

Feloの検索機能の主な特徴は次の通りです。

  1. 最新AIを使った情報収集:GPT-4の言語モデルを活用し、自然言語(日本語)での複雑な質問にも対応。
  2. インターネットの最新情報を検索可能:リアルタイムでの情報更新により、常に最新のデータにアクセス可能。
  3. 高性能な要約機能:複数の情報源から取得した情報をAIが要約・整理し、簡潔で理解しやすい形で提供される。

Feloの検索方法(使い方)

使い方はシンプルです。
検索画面に日本語で入力して、矢印(⇒)をクリックすると検索結果が表示されます。
矢印(⇒)の隣にある「Pro」の左のボタンで、プロフェッショナル検索と通常検索を切り替えることが出来ます。

今回は「ChatGPTとClaudeの比較」というテーマで検索すると、次のような画面で回答結果を得ることが出来ました。情報のソース、関連画像、関連動画なども収集結果として表示可能なので、「本当かな?」と疑問がある場合はソースの事実確認(ファクトチェック)や、人力で深掘りすることも可能です。また、「左右比較にして」と入力すれば比較形式での表示も可能です。
更に追加情報を収集する場合は、「フォローアップを尋ねる」から検索をすると、同じページの続きに追加の情報が表示されます。

検索結果の表示画面
左右での比較なども可能

Pro検索機能

Pro検索についても、特筆すべき機能です。「GPT-4o」「OpenAI o1」「Claude 3.5 Sonnet」「Gemini 1.5 Pro」といった最新のAIモデルを使用することで、より深い洞察や詳細な情報を得ることができます。例えばChatGPTに実装されている「OpenAI o1」は、「博士課程レベルの科学に関する問題の正答率で、人間のエキスパートを上回るレベル」の推論も可能となっています。
学術研究や専門的なビジネス分析では、これらの最新AIモデルを使って情報整理することが非常に有効です。

ChatGPTやClaudeの最新モデルは有料サービス(月20ドル)です。無料でも利用できますが、短時間で頻繁に利用すると制限がかかってしまいます。Feloの有料プランが月2,099円(14.99ドル)であることを考えると、この金額で利用できるのは凄いと思います。最新のAIモデルを利用できる点は、多くのユーザーにとっては魅力的です。Pro検索機能の導入は、Feloの大きな強みと言えます。

記事の後半で説明するFelo Chatにより、これらの最新AIモデルを直接的に利用することも可能です。

トピックコレクション機能

トピックコレクション機能も、Feloの優れた特徴の一つです。この機能により、過去の関連する検索結果を統合し、より包括的な情報提供が可能になります。例えば、ある特定のトピックに関する長期的な調査を行う場合、この機能を活用することで、時間の経過とともに蓄積された情報を効率的に整理し、活用することができます。

Felo公式サイトより

Feloの検索では、「知りたい(と予想される)情報」をAIが最適化して情報提供してくれます。
これまでは、何かの検索キーワードを本格的に調べる必要がある場合は、30サイト、50サイトとチェックして情報整理し、参照元をメモし、外国語のサイトであれば翻訳するといった作業が必要でした。これは時間もかかるし、本当に骨の折れる地道な作業です。
AI検索の登場により、これまで情報収集に費やしてきた莫大な時間を大幅に削減することが可能で、分析や考察などの時間を増やすことも可能です。

フォーカス機能

フォーカス機能では、Web検索以外にも、SNS検索、論文検索などで検索範囲を絞り込むことが可能です。
学術的な調査であれば「論文検索」、マーケティングであれば「SNS」「X」での検索など、必要に応じて検索方法を指定できるのもFeloの大きな特徴と言えます。研究目的でも仕事目的でも有効に使えそうです。

その他検索方法についても近日中にサポートを予定とのことです!!

検索方法を絞り込むことが可能

他のAI検索エンジンの比較

他のAI検索エンジン(例:Perplexity、Genspark)との詳細な比較については改めての記事としますが、遜色ない使い勝手であり、「多言語対応」「学術論文検索」などの点ではFeloの方が優れています。
一方で、GensparkのAIエージェント機能はFeloにはありませんし、Perplexityの方が優れている強みもあります。

今後の情報収集は従来の検索エンジンよりもAI検索が主流になるかもしれません。一方で、Google検索も検索キーワードからAIによる回答が表示されるなど、AI検索に近づいているように感じています。

Felo公式サイトより

参考:PerplexityとFeloの違いは? | Felo Search Blog

Feloのプライバシーポリシーとデータ取り扱い

Feloはセキュリティ対策を講じて、ユーザーのプライバシーとデータの取り扱いに関して厳格なポリシーを持っていることが明示されています。
ただし、顧客データなど機密情報にあたる部分については隠して利用するなど、ウェブ上のAIの活用にあたっては最低限の注意は必要です。業務上で利用する場合は職場のルールなどにも従ってください。これはChatGPTなどのサービスも同様です。
参考:SPARTICLE INC. Sparticle株式会社

マインドマップ生成:収集した大量の情報を整理して構造化!!

Feloの特筆すべき機能の一つが、検索結果を視覚的に整理されたマインドマップとして出力する機能です。この機能は、複雑な情報を構造化し、主要な概念とその関連性を理解しやすく表現することを可能にします。

ChatGPTとClaudeを比較したマインドマップ

マインドマップ機能について

マインドマップ機能の主な利点は以下の通りです:

情報の構造化:複雑なトピックや大量の情報を階層的に整理し、全体像が把握しやすくなる。
関連性の可視化:主要な概念間のつながりを視覚的に表現し、情報の関連性を直感的に理解できる。
アイデア生成のサポート:マインドマップを見ることで、新しいアイデアや視点を得るきっかけになる。
プレゼンテーション準備の効率化:マインドマップを基に、プレゼンテーションの構成を素早く組み立てることができる。

マインドマップ生成の方法は非常に簡単で、ワンクリックで可能です。
検索結果が表示された後、「マインドマップ」ボタンをクリックするだけで、AIが自動的にマインドマップを生成します。生成されたマインドマップは、PNGファイルとしてダウンロードしたり、コピーして他のアプリへの貼り付けも可能です。

生成AIによるマインドマップの活用については、次のリンク先の記事も参考にしてください。

他AIのマインドマップとの比較

マインドマップ生成についてはPerplexity、Gensparkには無い機能で、Feloの中でも特に革新的な機能です。マインドマップにより情報を単に収集するだけでなく、より深く理解し、活用することが可能になります。
私の感想としては、MapifyやClaudeで作成したマインドマップと比較しても、色分けなどもされていて視覚的にも分かりやすいと思っています。Claudeではカスタマイズが可能ですが、文字が重なったりして何回も修正してもらうことがあり、この点でもFeloは高評価です。

マインドマップ機能の活用例

マインドマップ機能の活用例としては、以下のようなものが考えられます。

  • 学術研究:文献レビューの整理や研究テーマの構造化
  • ビジネス分析:市場動向や競合分析の可視化
  • プロジェクト管理:タスクの整理やリソースの配分計画
  • コンテンツ作成:記事やプレゼンの構成立案
マインドマップ機能の活用事例

今後、マインドマップのカスタマイズ機能や他のツールとの連携機能など、さらなる拡張も期待されます。私としては、マークダウン形式でのダウンロードとかも出来れば更に便利かなと思いました。
※スクショしてChatGPTで「マークダウン形式で出力して」とお願いすれば作成可能です。なので、Felo Chatの画面でマインドマップ画像を読み込ませれば、Feloツール内でマインドマップ→マークダウン形式に変換することは可能だったりはします。

ChatGPTにマークダウン形式に変換してもらった事例

資料作成:パワポ形式のスライドが一瞬で作成可能!

Felo の強力な機能の一つが、検索結果を基にしたプレゼン資料(パワーポイントのスライド資料)の自動生成です。

冒頭でも述べましたが、これまでは情報収集→スライド用の情報整理→資料作成を別々のツールを使う必要がありました。しかし、Feloでは単独のツールで情報収集から資料作成までのプロセスを大幅に効率化することができ、更にパワポデータ(PPT形式)としてダウンロードできます。自力で修正することも、Canvaなど他ツールでも利用することも可能です。これは大きな魅力です。

パワーポイント形式での出力

Feloは、検索結果をもとにAIが情報整理まで実施し、20〜30枚程度のパワーポイントスライドが自動的にされます。生成されるスライドには以下のような内容が含まれます。

  • 主要なトレンドや概念の説明
  • 関連する統計データやグラフ
  • 具体的な事例研究や応用例
  • 参考文献や情報源のリスト

スライド生成までの手順は非常にシンプルで、複雑なプロンプト(指示文)などは必要ありません。検索結果が表示された後、「プレゼンテーション作成」ボタンをクリックし、好みのテンプレートを選択するだけで、AIが自動的にスライドを生成してくれます。
今回は「ChatGPTとClaudeの比較」というテーマで資料作成をしました。

プレゼン生成のボタンを押して、テンプレを選ぶだけ
テンプレートを選択すれば、パワポ資料が自動作成される
今回は19枚のスライドが作成されました
作成されたパワポ資料の1ページ

結果が気に入らない場合は別のテンプレートで再生成も可能で、文言の修正などもオンライン上で可能です。
ダウンロードすれば普通のパワポデータとして文言修正や画像挿入なども可能です。
(追記:ダウンロード前にウェブ上で修正できるように機能改善されています!)

Feloだけでも短時間で「それなり」のスライドが生成されますが、「そのまま完成」とはならない場合が多いです。特に業務用で「外部にアピールする」ような資料であれば、まだまだ「実務レベル」とは言えないかもしれません。
この作成例であれば、文字の大きさとか微調整は必要で、ChatGPTとClaudeのロゴなども追加した方が良いと思います。DALL-E3の生成画像とか例として挿入したいところです。

そもそも「台本や概要を作ってから(作りながら)資料作成」という方が多いと思います。まずは「テーマや内容、伝えたいこと」があってのプレゼン資料なので、いかにAIが進化しても「クリック数回で資料完成」(人間は何もしなくて良い)というのは現実的には難しいでしょう。

それでも、これだけ短時間で情報収集から資料作成の段階まで進めるのは魅力的で、スライド作成のたたき台が作成できるだけでも大幅な時短となります。(グループ内の勉強会とかだったら余裕で使えます) そして、Feloで作成したパワポ資料を修正することで、オリジナリティのある資料として完成させることも可能です。

私はパワポ資料の作成が大の苦手なので、こういったAIツールの登場は本当に有難いです!!

Canvaとの連携機能

さらなる編集をする場合に、人気のデザインツールであるCanvaとの連携を行うことができます。11月ぐらいに正式に連携機能がリリースされる予定とのことですが、現在も標準的なパワポ形式(PPT)のデータとしてダウンロード可能なので、簡単にCanvaで取り込むことが可能です。

https://twitter.com/felo_ai/status/1840667050253140309

11月ぐらいにCanvaとの連携機能リリース予定!楽しみです!!

前述した「ユーザーのフィードバックを重視する」という開発チームの姿勢を感じますよね。

現状では、Canvaとの連携により、以下のような作業が可能になります。

  1. 生成されたPPTファイルをCanvaにアップロード
  2. Canvaの豊富なデザイン機能を使用してスライドをカスタマイズ
  3. テキストの編集、画像の追加、レイアウトの変更など

FeloとCanvaの連携は、従来のプレゼン資料作成を革新的に変える可能性があります。AIが短時間で自動生成したプレゼン資料に、人間がオリジナリティの部分を追加して微修正することで、高品質な資料を短時間で作成することが可能となるのではと期待しています。

人間による修正は必要ですが、今後も機能改善が期待できます!

資料作成機能の活用例

資料作成機能の活用例としては、次のようなものが考えられます。

ビジネスプレゼンテーション:市場分析や事業計画の提案
学術発表:研究成果の報告や学会発表資料の作成
教育現場:授業資料や学習教材の作成
マーケティング:製品紹介や販促資料の作成

Feloによる資料作成フロー

追加して欲しい機能:自分勝手な感想

FeloはAI検索がメインの機能であり、「プレゼン資料作成」は最近になって追加された機能です。そのため、現時点は「惜しい」「物足りない」という点もありますが、今後の機能拡張には期待できそうです。

私が使用した感想としては、

プレゼン生成する段階で、元データ(アウトライン)の修正がしたい(現状でも実は可能?)
プレゼン生成のみをマークダウン形式などから実施したい(ChatGPTとかで台本を作るケースを想定)
テンプレートが多数から選べるが、どんな構図で作成されるのか分からない(何回も使ってたら自然と覚えられる?)
スライド生成後にページ単位でテンプレートを変更して修正したい(Canvaで修正すれば現状でも可能?)

といったカスタマイズ機能の強化でしょうか。
Gammaやイルシルなど他の資料作成AIには備わっている機能なので、おそらくFeloにも期待できるのでは無いでしょうか。
もしくは、Gammaやイルシルでも同じコンセプトの資料を作成して、Felo作成分と合わせて「良いとこ取り」するとか、挿入画像やグラフはChatGPTで生成するとか、「AIツールの使い方」も進化していくものと思われます。(私も良い方法を考えます!)

機能改善されたら、無料プランでのプレゼン資料作成は難しいかもですけどね…。

その他の機能

Feloは、検索やプレゼン資料作成以外にも、生産性を高める様々な機能を提供しています。
この項目は「おまけ」程度に「検索履歴の確認」と「翻訳機能」について少しだけ書こうと思っていたのですが、Felo Chatも凄いので紹介したいと思います。

Felo CHAT

最新AIツールが使えるという凄い機能です。
なんと2024年10月現在、「プロ検索は1日5回」という制限はありますが、無料プランでも利用可能です。

https://twitter.com/felo_ai/status/1841734940905640080

Felo Chatの使い方

通常の検索画面の下にFelo Chatの入り口があります。

画面の下に、こっそり?Felo Chatの入り口があります
チャットボットを利用するか、直接AIチャットするかを選べます。 なんと画像生成も!!
最新のAIモデルが選べます!!
(プランによる回数制限あり)

Felo Chatで出来ること

「質問に答えてもらう」の他にも「添付ファイルの読み込み」といった機能も利用可能です。
先ほどの例であれば、マインドマップをコピペして「マークダウン形式にして」と指示すれば、Feloのツール内で変換してもらうことが可能です。更に図表にしてもらったり、台本原稿を作ってもらったりも出来ます。
Felo Chatは、先述の料金プランの項目でも触れたように、最新のAIモデルを利用できる強力な機能です。ChatGPTやClaudeが毎月20ドルであることを考えると、この機能はFeloの大きな魅力です。

画像生成も可能

チャットボットの「AI画像生成」から、画像生成も可能です。

画像生成も可能。右下に透かしは入るみたいです

それ以外に出来ること

Felo Chatには他にも多くの機能があり、様々なタスクをこなすことができます。用意されているチャットボットだけでも数多くの機能があり、GPTsのように特定の目的に特化したチャットボットとして利用することも可能です。
しっかり検証して、「実践編」として改めて記事にしたいと思います。

本当に凄くて驚きです!!

検索履歴の確認

Feloには、ユーザーの過去の検索履歴を簡単に確認・再利用できる機能があります。この機能の主な特徴は以下の通りです。

履歴の自動保存:すべての検索ワードと結果が自動的に保存。
簡単なアクセス:左側のメニューから「履歴」を選択するだけで、過去の検索をすぐに確認可能。検索の再実行:保存された検索をクリックするだけで、同じ検索ワードを即座に再実行。
トピック別の整理:関連する検索をトピックごとにグループ化し、効率的に管理。

これらの機能により、ユーザーは過去の調査結果を簡単に振り返ることや、長期的なプロジェクトの進捗確認ができます。

翻訳機能

Feloの翻訳機能は強力で、言語の壁を越えて世界中の情報にアクセスできます。

Feloの翻訳機能の主な特徴は次の通りです。

多言語対応:多数の言語間で翻訳が可能。
リアルタイム翻訳:検索結果をリアルタイムで翻訳し、即座に提供。
コンテキスト理解:単なる逐語訳ではなく、文脈を考慮した自然な翻訳を提供。
専門用語対応:様々な分野の専門用語も適切に翻訳。

翻訳機能により、ユーザーは母国語で質問を入力し、世界中の言語で書かれた情報を簡単に理解することができます。

Feloの翻訳機能により、グローバルな情報アクセスが実現します。
これまでのような「海外サイトを翻訳して最新情報を入手する」といった時間が大幅に省力化できます。

翻訳機能の活用例としては、以下のようなものが考えられます。

国際的な市場調査:異なる言語圏の市場動向を効率的に調査
学術研究:多言語の論文や資料を簡単に参照
グローバルビジネス:海外のニュースや業界動向をリアルタイムで把握
個人学習:語学学習や異文化理解のサポート

今後は、さらに多くの言語への対応や、より高度な文脈理解能力の向上など、翻訳機能の継続的な改善が期待されています。また、音声認識や音声出力との連携など、新たな機能の追加も検討されているようです。

話が「ややこしく」なりそうで紹介するか迷ったのですが、Feloの翻訳機能に関連して、同じ開発元から「Felo瞬訳」というAI翻訳アプリもリリースされています。このアプリはFeloの翻訳技術により、同時通訳から文字起こしまで可能な高性能ツールとなっています。こちらもiOSとandroidの両方があります。

Felo 瞬訳アプリ

AIの進化によって、世界中の知識が手に入るのは嬉しいですね!!

まとめ

Feloは、AI検索の域を超えて、情報収集からマインドマップ生成、資料作成まで幅広いニーズに対応する優れたツールです。その主な特徴と利点を振り返ってみましょう:

・高度なAI検索機能:最新のAIモデルを活用し、複雑な質問にも対応
・マインドマップ生成:情報の構造化と視覚化を支援
・プレゼン資料の自動作成:情報収集から資料作成までをシームレスに
・多言語対応と翻訳機能:言語の壁を越えたグローバルな情報アクセス
・ユーザーフレンドリーなインターフェース:直感的な操作と使いやすさ

Feloは、無料版でも十分に活用できる機能を提供していて、学生、研究者、会社員など、幅広いユーザーにとって有用なツールです。

これまでの「使えるAIツール」は海外製が主でしたが、Feloの登場は日本のAI技術の進歩を感じました。
グローバル市場でも競争力を持つ可能性を秘めた、非常に期待の大きいプロダクトです。

今後の Feloの発展に向けて、以下のような点に期待が高まっています。(少なくとも私は期待しています)

AIモデルの継続的な改善:より高度な言語理解と情報分析能力の向上
新機能の追加:音声検索や画像認識など、多角的な検索機能の実装
サードパーティアプリとの連携強化:より幅広いワークフローへの統合
ドメイン特化型の検索オプション:特定の業界や分野に特化した検索モードの提供
プライバシーとセキュリティの強化:ユーザーデータの保護と安全性の向上

FeloAIの将来(予想)

Feloは、ユーザーからのフィードバックを積極的に取り入れ、継続的な改善が行われています。今後も着実に機能追加や翻訳精度の向上などが行われると思います。

日本発のAIツールとして、Feloがグローバル市場でも注目を集め、世界中のユーザーに価値を提供していくことにも期待しています。
当ブログでは引き続きFeloの最新情報をチェックし、機能改善や活用術などを積極的に発信していきたいと考えています。

ツールの概要ばかりで、活用の具体例が少なすぎでは?

記事が長くなりすぎるので、今回はツールの紹介が中心となりました。
活用方法の深掘りについては、改めて「実践編」の記事を作成したいと思います。
Feloは無料でも使えて、直感的に操作できるツールです。是非使ってみてください!!
そして、便利な使い方があれば私にも教えてください♪♪

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この記事を書いた人

生成AIの進化は毎日が驚きの連続です。AIを活用して時短、脱社畜、理想的な人生の実現をめざしましょう!!
ブログ記事でChatGPTなど生成AIに関する情報を紹介します。
非エンジニア、初心者向きの内容となるように心がけます。
良かったらX(twitter)のフォローもよろしくお願いします♪♪

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